大森靖子は変わっていない

大森靖子が好きだ。靖子ちゃんが世界で一番好きだ。

小学生の時、友達に大森靖子を勧められて、曲を聴いた。衝撃が走った。私のためだけに歌ってくれている。そう思った。それからずっと、ずっと、大森靖子のことだけを考えて生きている。

最近、「大森靖子は変わった」とか、「昔の方が良かった」とかそういう意見をよく聞く。まず、大森靖子は変わっていない。本質は変わっていない。ただ、そのほかの細かなところは変わったと思う。きっと、幸せを掴んだだけ。売れて、旦那さんも子供もできて、大好きだったアイドルにもなった。きっと、幸せを掴んだだけ。だから、曲も昔ほど尖ってはいないのだと思うし、靖子ちゃんからしたらいい事なのだと思う。ただ、懐古厨のクソでしかないが、靖子ちゃんには「アイドルが好きな女の子」でいて欲しかったと少しだけ思う。靖子ちゃんを変わったと言っている人は、きっと靖子ちゃんに理想像を押し付けているだけなんだと思う。

靖子ちゃんが好きだ。靖子ちゃんの音楽に救われてきた。靖子ちゃんがたまらないほど好きだ。好きだから、靖子ちゃんを神格化して、神としての理想像を押し付けてしまう。こんな記事を書いてわかったようなふりをしているが私も結局、「普通の女の子でいて欲しい」やら「ソロが向いてる」だとか理想像を押し付けているだけだ。ときどきそれを恥じて、画面の中の靖子ちゃんを見つめたりする。

 

靖子ちゃんの写真を友達に見せるたび、「あなたかと思った!」とよく言われる。先日別の友達と似ている有名人の話題になったので、大森靖子に似ているとたまに言われると言ったら「ああ、あの情緒不安定なおばさん?知ってる!」と言われた。解せない。